出版社コメント情報
子どもは保護者の助けを必要とし、病気についての理解も不十分であることから、その感染対策は成人と比べより難しくなり、成人と同じ方法で対応できないケースも数多く起こります。また、「子どもの権利条約」などを参考に、子どもの人権に配慮した対応が求められます。本書は、こうした現状をもとに、日本全国の子ども感染対策の専門家が、子どもの感染対策のために必要な体制づくり、子どもの感染対策に関する基礎知識、小児感染症のアウトブレイク対策、各施設・部門ごとの具体的な対応など、個々の現場で必要な内容を多くの図表を用いてわかりやすく具体的にまとめた、初の書籍です。医療施設に限らず、子どもと関係する施設にとって、感染症対策は常に大きな位置を占めている問題です。最新かつ適切な感染対策を実施するための実務書として、ぜひ本書をご活用ください。