出版社コメント情報
森口多里(もりぐち・たり 1892~1984) 『早稲田文学』を中心に美術評論活動を始める。早稲田大学留学生として渡仏、帰国後は同時代のシュルレアリスム美術などヨーロッパ美術の紹介に務める。母校の教壇に立つ傍ら、美術分野の編集執筆活動、新聞雑誌での展覧会評など幅広く手掛ける。戦後は郷里の岩手を拠点とし民間伝承の研究をはじめ郷土文化の調査研究に尽力、多くの功績を残した。 【収録内容】 『明治大正の洋画』(東京堂 1941年)/「『早稲田文学』と美術評論界」(早稲田文学 1918年5月)/「現在洋画界の諸流派」(早稲田文学 1919年9月)