出版社コメント情報
梅原北明の代表的な雑誌。サブカルチャーの領域から「自由」抑圧への、反逆の一撃・・・・・・。関東大震災からアジア太平洋十五年戦争までを繋ぐ、サブカルチャー領域の貴重資料。昭和3(1928)年11月~昭和6(1931)年8月にかけて発行された、梅原北明の代表的な雑誌。北明は風俗壊乱罪で市ヶ谷刑務所に投獄された後、仮釈放で出獄すると、すぐに創刊号を北明のペンネーム烏山朝太郎の名で編集・発行している。度重なる当局の弾圧をかわすため、グロテスク社、文藝市場社、談奇館書局など数回にわたり発行所を変更、発禁処分の際に新聞に『グロテスク』死亡通知の広告を出したことでも有名。「戦争前夜」から現在を照射し、関東大震災からアジア太平洋十五年戦争までを繋ぐ、サブカルチャー領域の貴重資料。