出版社コメント情報
2015年の今年、第二次世界大戦終戦後70年を迎えました。これを記念して、『ゴルゴ13』で取り上げた第二次世界大戦関連ストーリーをピックアップ、ゴルゴと世界の繋がりを楽しんでいただこうと企画しました。戦中戦後の混沌とした情勢の中、秘密裏にされた戦後政治の真相をゴルゴが闇に葬る。そんなゴルゴならではの、戦後政治の裏側を描いた傑作選です。大戦時に関東軍参謀部に所属していたとされる老人ふたりが殺された。その調査にあたっていた警視庁公安部は、関東軍に所属していた白系ロシア人外人部隊の存在にたどり着いて…「白い皇軍」。大戦末期、戦時下の混乱で沈没した日本の救出船・安房丸を利用して、金銀などの資源を日本に持ち込もうとしていた軍人がいた。その沈没船安房丸が発見されて…「暗黒海流」。大戦中、米国に張り巡らされた日本の諜報組織“E工作”のリーダーは、米国で原爆製造計画の情報を入手、それを日本政府に報告したが、政府はそれを無視した過去があって…「E工作」。ほか、「闇の封印」「50年目の亡霊」など戦後の闇に関連する傑作5編を収録しております。