出版社コメント情報
コロナ禍をはじめ、地球環境問題、金融資本主義の限界……。わたしたちが直面している問題の多くが従来のフォーキャスト思考=制約(問題)を認識し、これを排除(否定)する思考法では解を導き出せないことに多くの人が気づき始めています。そのような「正解のない難問」に画期的な解が出せるまったく新しい思考法、それが、制約(問題)を肯定して受け止め、その制約のなかで解を見つける思考法、「バックキャスト思考」です。日本も世界もニューノーマル(新常識)を希求する、今こそ読んでおきたい一冊。
【著者プロフィール】
石田秀輝○いしだ ひでき
一般社団法人サステナブル経営推進機構理事長、東北大学名誉教授、地球村研究室代表ほか。
1953年岡山県生まれ。78年伊奈製陶株式会社(のちINAX)入社後、取締役(CTO)技術統
括部長等を経て、2004年より東北大学大学院環境科学研究科教授を務める。14年春、沖永良部島
に移住。持続可能な島つくりの実践活動を続けている。また「ものつくりのパラダイムシフト」を
推進するため、国内外で積極的に活動中。
古川柳蔵○ふるかわ りゅうぞう
東京都市大学環境学部、同大学院環境情報学研究科教授、未来の暮らし創造塾塾長。
1972年東京都生まれ。2005年に東京大学大学院にて博士号取得後、18年まで東北大学大学院環境
科学研究科准教授。同年4月から現職。環境イノベーションプロセス研究、ライフスタイルデザイン、
ネイチャー・テクノロジーやソリューション創出手法の研究をおこなっている。