出版社コメント情報
●症例:103症例 ●写真:928点 デジタル画像の普及に伴い,従来のネガ像からポジ像への変換が容易になった。ポジ像は切除標本に近い像が得られること,濃度域が広く,ネガ像で濃度が高くつぶれた部でもポジ像ではわずかな濃度差として観察されるなどから,本書では悪性判読の新たな指標に位置づけるため,ポジ像の特色を生かして読影への積極的な応用を追究。これまで経験した早期胃癌の難読症例を再検討し,ネガ像,ポジ像の対比に加え,各症例に切除標本,内視鏡写真および術後病理標本を提示して比較対比に供した。