出版社コメント情報
重見周吉(しげみ しゅうきち)=1865年、愛媛県今治市に生まれる/1884年、19歳で渡米、翌年イエール大学理学部/1888年、同大学理学部卒業、医学部入学/1889年、学費捻出のため英文で『日本少年』を刊行、好評を博したため在学を継続でき、1891年卒業、帰国/帰国後の足跡としては、1892年、重見医院を開業したこと、夏目漱石と競い、漱石を退けて採用された学習院英語教師を、1893年から12年間、務めたことなどが判明している。1928年没: 菅紀子(かん のりこ)=愛媛県松山市出身。今治西高校、関西学院大学文学部卒業、㈱南海放送に就職。退職後、同時通訳を学ぶ。2000年、愛媛大学法文学部法文学研究科第一期修士号取得。同年クラパムコモンカンパニーを設立、通訳・翻訳・海外コーディネートに携わる(クラパムコモンとは夏目漱石のロンドン第5下宿の地名)。現在松山大学非常勤講師。MST(翻訳修士号)。2004年、『「日本少年」重見周吉の世界』で愛媛出版文化賞奨励賞。