出版社コメント情報
スペイン・オレンセ国際版画ビエンナーレで大賞など海外での受賞歴も数多い銅版画家内田智也の作品を集めた銅版画第2集。 第1集のモノクロを中心とした世界から一転し、色彩に富んだ作品集となっている。 美術史を専門にしている鐸木道剛岡大助教授は「今回の作品はアモルフ(無定形)な形態と「もの」としての質感、そして鮮やかな色彩 を特徴とし、従来の明暗と線に加えて、今回は色彩が江野全面を覆い、無の象徴主義が多彩 な現実に取って代わったように見える」(本書序文「見えないものを見る」より)と評している。