新型万能細胞（iPS細胞）作製や改良の成功により、ますます高まる再生医療への期待、新型出生前診断の開始など、近年の生命科学技術進歩には目を見張るものがある。しかしその一方で、生命への尊厳が失われることを危惧する声があるのも事実である。本書は、医療系学生を対象とした「生命倫理学」講義用スライドを1冊にまとめた画期的なテキストである。安楽死・尊厳死、臓器移植、生殖医療にインフォームド・コンセントなど、様々な医療倫理問題を網羅。メモ欄付で講義ノートとしても利用可能。初版刊行から２年。優生学や人間改造論など、大幅な加筆修正を加え、さらに内容を充実させた改訂版。