出版社コメント情報
平成19年4月に実施された「がん対策基本法」により、「どこでもだれでも質の高いがん治療」を受けることのできる体制が整備されたが、その一方で、放射線治療事故が多発し、医療安全確保の重要性がますます示唆されることになった。そのため、従前に『医療安全のための放射線治療手順マニュアル』を上梓した。 この成書をもとに、放射線治療業務を担う医師、診療放射線技師、看護師の業務に求められること、医療安全システムの構築に必要な知識と技術を詳しく記載した『がん放射線治療技術マニュアル』を刊行することになった。 放射線治療に携わる医療従事者は、命をあずかる職業人である。癌放射線治療の技術を網羅した『がん放射線治療技術マニュアル』を熟知して放射線治療の質の維持と医療安全の確保に最善の努力をしていただきたい。