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今も人気の高い名犬ラッシー。そのラッシーの人気はこの映画からはじまった。いわば初代ラッシーの初主演映画。しかもエリザベス・テイラーの初主演映画でもある。
監督:フレッド・M・ウィルコックス
原作:エリック・ナイト 脚本:ヒューゴ・バトラー
出演:ロディ・マクドウォール、エリザベス・テイラー、
ドナルド・クリスプ、エドマンド・グウェン
■1943年・カラー・アメリカ作品
■PDM-018/約88分
サムの下で成長した飼犬ラッシー。毎日、息子のジョーを迎えに学校へ出かけるのが日課である。しかしサムは失業という憂き目に逢い、借金苦から大金持ちの侯爵に泣く泣くラッシーを売る事になる。しかし恩義を忘れないラッシーは、毎日ジョーを学校に迎えに行くのである。ジョーはその説明にお城を訪れ美しい孫娘と知り合った。この孫娘こそ少女時代のエリザベス・テイラー。映画デビューという記念すべき作品である。怒った侯爵はラッシーをスコットランドへ送ってしまう。しかしラッシーは抜け出し、千マイルという長く遠い旅を重ねて雨や嵐をこえてジョーのもとへ帰ってくるのである。正に感動のドラマ。エリザベス・テイラーとジョー役のロディ・マクドウォールの友情はこの時以来。後に役のつかなかった彼を「クレオパトラ」のオクタビアスという大役に推薦したのも彼女だった。