おすすめコメント
この映画を見ずしてアメリカ映画を語れない。と言われる程の名作である。ドラマチックでスリリングで、反ナチの思いが強烈に語られる永遠のロマンである。
■監督
マイケル・カーティス
■第16回アカデミー賞
作品賞、監督賞、脚色賞受賞
■主演
ハンフリー・ボガート
イングリッド・バーグマン
■1942年・モノクロ
■PDM-020/約102分 ハンフリー・ボガートとイングリッド・バーグマンという世紀の顔合せである。第二次大戦中ナチの統治下におかれたモロッコのカサブランカ。亡命者たちがひしめくこの町で偶然再会するボガートとバーグマン。二人はかつてパリで愛し合った仲。戦火のパリで別れたままボガートは今ではカサブランカで賭博場を経営している身。バーグマンは抵抗運動にすべてをかけた男の妻。あの有名なラストの別れ。「君の瞳に乾杯」「我々にはパリの想い出がある」という数々の心うつ言葉。この映画、実は元大統領ロナルド・レーガンの役者時代、彼の為に企画されたものだった。しかし彼は他の作品でスケジュールがあわず、ギャング・スターのジョージ・ラフトに廻った。ラフトは人の企画はいやだと断りボガートに廻った。彼女の方もアン・シェリダン、ヘディ・ラマーと廻り、脚本を読んで感動して出演を熱望したバーグマンのものとなった。ラストも三種類撮られ検討の結果ご覧のものになったのである。