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あらゆるアクションをしのぐ西部劇の快作。当時新人だったジョン・ウェインはこれで認められトーマス・ミッチェルはアカデミー賞を受賞した。
■第12回アカデミー賞
助演男優賞、作曲・編曲賞受賞
監督:ジョン・フォード
原作:アーネスト・ヘイコックス 脚本:ダドリー・ニコルズ
出演:ジョン・ウェイン、トーマス・ミッチェル、
クレア・トレヴァー、ルイーズ・プラット
■1939年・モノクロ・アメリカ作品
■PDM-041/約96分
これぞ西部劇。これぞ映画。といって間違いないウエスタンの傑作。西部劇の巨匠ジョン・フォード監督が創ったアクション映画のスーパー・モニュメントである。アリゾナ州のトントからニューメキシコ州のローズバーグまで、様々な人を乗せて走る駅馬車。町のご婦人たちから冷たい目で追放された酒場の女。駐屯地にいる夫に逢いに行く若き婦人。謎のギャンブラー、酒の行商人、酔いどれ医者、その旅の間に様々なドラマが展開。そこへインディアンの猛襲撃。これは今どきのカー・アクションなんか及びもつかない迫力。この時ジョン・ウェインに撃たれて馬から落ち、駅馬車の下に入ってしまうスタント・マン、ヤキマ・カヌートは後に「ベン・ハー」のスタント監督となる。サマセット・モームの「脂肪の塊」に材を得たジョン・フォードの傑作。