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美しい四人の姉妹の愛と哀しみの青春ドラマ。MGM映画が誇る四大青春女優に、名優をからめてすばらしい映画になっている。青春の心の起伏を、これ程明るく描いた映画はめずらしい。
■第22回アカデミー賞
美術監督・装置賞受賞
監督:マーヴィン・ルロイ
原作:ルイザ・メイ・オルコット
脚本:アンドリュー・ソルト、ヴィクター・ヒアマン、サラ・Y・メイソン
出演:ジューン・アリソン、マーガレット・オブライエン、
エリザベス・テイラー、ピーター・ローフォード
■1949年・カラー・アメリカ作品
■PDM-044/約122分
「忠臣蔵」を作れる会社は、スター陣が最も充実している会社であると日本では云われている通り、アメリカでは「若草物語」を作れる会社は豊富な女優陣を擁している証と語られている。MGMという会社は「風と共に去りぬ」や「ベンハー」を作ったようにハリウッド一の会社であった。そのMGMがルイザ・メイ・オルコットの小説をもとに、手持の青春スター四人を揃え、華麗な色彩とロマンチックな演出で映画化した。長女が後「サイコ」に出るジャネット・リー、活発な次女が「グレン・ミラー物語」で奥様役に成長するジューン・アリソン、三女がやがて天下の大スターになるエリザベス・テイラー。四女が「ジェーン・エア」にも出ている名子役マーガレット・オブライエン。お母さん役が名優メリー・アスター。ドイツ人の教授役に「南太平洋」のロッサノ・ブラッツィ。監督は「哀愁」の巨匠マーヴィン・ルロイという豪華版。