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これこそ映画史に残る超大作。南北戦争の最中、焼け野原となった南部の大地で力いっぱい生きるヒロイン、スカーレット・オハラ.。女性の生きる力を見事に描いた傑作である。
■第12回アカデミー賞
作品賞、主演女優賞、助演女優賞、監督賞、脚色賞、撮影賞、室内装置賞、編集賞受賞
監督:ヴィクター・フレミング
原作:マーガレット・ミッチェル 脚本:シドニー・ハワード
出演:ヴィヴィアン・リー、クラーク・ゲイブル、
レスリー・ハワード、オリヴィア・デ・ハヴィランド
■1939年・カラー・アメリカ作品
■PDD-102/約223分
スカーレット・オハラ役を演じているのがヴィヴィアン・リー。この映画で見事アカデミー賞をものにした。しかし彼女がこの役に決まるまで、ジーン・アーサー、ポーレット・ゴダード、スーザン・ヘイワードなど数多くの大スターがオーディションを受けたが決まらず、ワーナー映画からベティ・デイヴィスを借りようとしたら、エロール・フリンにレット・バトラーをやらせろと言われ、フリンとの共演は嫌だとベティ・デイヴィスに断られた。実はレット・バトラーの役は最初からMGM映画のクラーク・ゲイブルに決まっていた。スカーレット役が決まらないままアトランタ炎上の場面をスタンドインで撮った。その時、恋するローレンス・オリヴィエを追ってアメリカへ来ていたリーが、オリヴィエと共に見学に来ていたのである。あいさつをしていた製作者セルズニックは、リーを一目見て「スカーレットだ!」と叫んだ。こうして彼女がスカーレット役に決まり、オスカーを手にした。まさにオードリーと同じ道を歩いている様に思えるのだ。