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こんな楽しい映画はアメリカ映画の中でも数少ない。雨の中でジーン・ケリーが唄い踊る「雨に唄えば」は映画史上に残る名シーンである。
■第25回アカデミー賞
ミュージカル映画音楽賞受賞
監督:ジーン・ケリー、スタンリー・ドーネン
脚本:アドルフ・グリーン
出演:ジーン・ケリー、デビー・レイノルズ、
ドナルド・オコナー、シド・チャリシー
■1952年・カラー・アメリカ作品
■PDD-107/約101分
ハリウッド・ミュージカルの代表作。今なおアメリカ映画のテーマソングでもある。主演はダンスの名手でブロードウェイから招かれたジーン・ケリーとドナルド・オコナー。ジーン・ケリーは映画ミュージカルに猛烈な情熱をかけ、アイデアを次々と繰りだして素晴らしい映画を何本も生み出した。やがて「巴里のアメリカ人」で音楽と絵画・映像・バレエを融合させ、見事にアカデミー賞を獲った。そのすぐ後に撮ったのがこの「雨に唄えば」である。トーキー初期を背景に、スタジオ内のトラブルを面白く楽しく描いて見せる。トーキーを迎えて新旧スターの交替を爆笑の中に見せてくれる。そしてケリーは二人の新人女優を抜擢した。シド・チャリシーとデビー・レイノルズである。チャリシーとケリーが踊るモダン・バレエは、映画史上に残る素晴らしいものである。