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2019年12月、漢学をテーマとした新たな研究書シリーズ「講座 近代日本と漢学」(全8巻)が刊行開始されました。本シリーズでは「漢学」が解体・再編された過程を、通時的、共時的かつ多面的にとらえることによって、「漢学」から日本の近代化の特色や問題点を探ることを目的として刊行、江戸時代から近代までの、日本の「漢学」という領域の軌跡を追うことで、広く学問というものの意味を問うて参ります。第6巻では、「近代文学」をキーワードに、文学者たちの教養の淵源や、作品や表現が何に着想を得たものかを明らかにし、近世から近代への連続相における文芸史を浮かび上がらせます。