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■特集:冠動脈疾患と降圧療法 冠動脈疾患の降圧治療に関して、「高血圧治療ガイドライン2014(JSH2014)」では降圧目標値が140/90 mmHgとJSH2009よりも高く設定されている。INVEST研究などでのJカーブ現象や過降圧による交感神経の賦活化や拡張期血圧の低下による冠灌流量の減少が懸念されてのことである。一方β遮断薬は今回、第一選択薬から外れたが、虚血性心疾患合併高血圧では必須の薬剤であり、心不全治療も含めて、その適切な使い方が期待される。本特集では、最新のエビデンスも含めて、冠動脈疾患合併高血圧治療に関する知見を一線の先生方に執筆していただいた。