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枠組みではなく、人と地域の“生きた歴史”のうねりを捉える! 「明治維新」を境に江戸・明治は断絶するわけではない。江戸に育まれた文化は明治にも生き続け、明治における近代化は、江戸期に培われた土壌の上に築かれた。「鎖国の時代」と言われる江戸期にも、清などとの繋がりを通じて外国文化は流入し、社会は絶えず変化し流動していた。また政治的な時代区分に囚われないのが、「民俗」への視点である。2018年は「明治維新150年」と言われるが、今改めて時代区分を乗り越え、日本における「近代化」とは何かを問い、“新しい日本史”を提示する野心作。D・ハウエル/S・ハンスンほか多数。