出版社コメント情報
◆原典を意訳して読みやすく古典『平家物語』を、分かりやすい意訳で楽しむシリーズ第3巻・完結編。北陸の倶利伽羅峠の戦いから、関門海峡の壇ノ浦で、平家が滅ぶまでを描く。◆戦争の愚かさ人間同士の争いは、いかに愚かで、むなしいか。『平家物語』は、美しく、悲しく歌い上げています。親子、夫婦、家族の絆が心を打つヒューマンドラマ。◆木曽義仲の言葉「日頃は何とも思わない鎧(よろい)が、今日は、重くなったぞ」◆梶原景時の言葉「この世に生きていようと思うのも、子供のためだ。あの子が死んでしまったら、これから生きていても、何のかいがあろうか」◆平知盛「この世で、見届けるべきことは、すべて見た」◆源義経「思いがけなくも、恐るべき讒言(ざんげん)によって、莫大の勲功を黙殺され、犯した罪もないのに処罰を受けました」