出版社コメント情報
現代の住宅デザインにおいて解決しなければならない問題はなにか?建築家・難波和彦が、サステイナビリティ(持続可能性)をキーワードとしながら、建築の現在への批評と未来への理論を構築する。雑誌「10+1」での連載原稿などに書下ろし原稿を加え、「アルミエコハウス」「箱の家」や「MUJI+INFILL:木の家」など、難波の実践までが、自身によって検証される。また、難波の思考の原点となる1980年代に書かれた6つの論考(現在入手困難な『建築的無意識』(住まいの図書出版局)収録)も再録。本書は難波和彦の思考と実践の軌跡をたどる決定版であり、これから取り組むべき問題点が見えてくる、建築デザイン論集である。