出版社コメント情報
COVID-19が世界に広がって約3年、本誌では,これまでも様々な関連特集を掲載してきた.今回は,何らかの疾患を有する患者がCOVID-19になった場合,COVID-19の症状や原疾患にどのように影響を及ぼすか,またCOVID-19に罹患した場合どのような合併症がみられるかの2つの側面から解説した.COVID-19回復後の病状,国内外の後遺症報告と後遺症に対してのワクチンの有用性,細菌・ウイルス性呼吸器疾患,アレルギー疾患,子どもの感染症,胃腸炎,代謝系疾患,循環器系疾患,精神神経疾患,熱帯病など,疾患ごとに最新の知見を述べる.パンデミックから患者数が減っていた感染症におけるリバウンドの兆しについても掲載している.今後のインフルエンザ流行に向けても,有用な1冊となっている.