メルツ：3つの幻想曲Op.65（ハンガリー幻想曲／独創的幻想曲／ル・ゴンドリエ）、『ドン・ジョヴァンニ』の主題による幻想曲、『カプレーティとモンテッキ』の主題による幻想曲、『ノルマ』の主題による幻想曲、『イル・ピラータ（海賊）』の主題による幻想曲、アリア～『夢遊病の女より』、アリア～『清教徒』より、『ランメモールのルチア』の主題によるグランド・カプリス、『イル・トロヴァトーレ』の主題による大幻想曲、『リゴレット』の主題による大幻想曲、ウェーバーの最後の楽想による幻想曲　ロマン派を代表するギタリスト兼作曲家であるヨーゼフ・カスパール・メルツ。即興的な性格を持ち楽想の趣くままに自由な形式で展開する彼の幻想曲は、ロマン派の真髄とも呼べる華麗さに彩られています。本曲集は、人気曲「ハンガリー幻想曲」を含む『3つの幻想曲Op.65』のほか、モーツァルト、ベッリーニ、ヴェルディらのオペラを題材にした『オペラの主題による幻想曲集』など、全13曲をギタリスト、尾尻雅弘の監修によりお届けします。これらの幻想曲は、メルツが多弦ギター用に書き下ろしたものですが、本曲集では、メルツの自筆譜や同時代のものと推測される写筆譜、初期の出版譜を参照して、オリジナルに近い形で6弦ギター用に編纂されております。