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海外では難民のソーシャル・キャピタル(SC)が社会統合との関連で研究され、また福祉領域では2000年前後からコミュニティの分野で注目され始めている。しかし、日本では、難民のSCと社会統合の研究及び、その両者に関わるソーシャルワーク実践についての研究は発展途上といえる。 日本の関東地域に中長期的に居住する16人の難民/申請者にインタビューして、難民/申請者が経験してきた生活問題・課題及び彼らの心情を明らかにするとともに、SCと社会統合の関係について、難民/申請者の主観的統合の側面から検討し、福祉実践の示唆を提供する。