出版社コメント情報
アレルギー性疾患の概念が確立して以来、今日までわずかに百年程度が経過しているに過ぎず、その病因・病態はいまだ研究段階にあると言わざるを得ない。しかし、一方で我が国を含む世界のいわゆる先進国において、アレルギー疾患が爆発的に増加しており、その対策が強く要望されている。本書はアレルギー疾患と思われる患者さんが受診したときに必要な、確固とした診断に至るための検査計画・治療計画・説明の仕方を学ぶことを目的にしており、本書を通じてアレルギー性疾患の理解が深まり、医学的成果を享受できるようにまとめられたものである。