出版社コメント情報
糖尿病・肥満・高脂血症などの生活習慣病は、日常生活行動のわずかなずれが積み重なって生じる病気である。その治療の基本は、食事・運動治療によりそのずれの修正を行なうことである。昨今、クオリティー・オブ・ライフが問題となっているが、食事・運動とはなにかを今一度、原点に帰って考えてみる必要があり、本書は生活習慣病治療におけるサイエンスにどのようにしてアートを加えていくべきかを、具体的な方法を盛り込みながら書かれており、生活習慣病に日々取り組んでおられる医師、コメディカルスタッフ、患者ならびに患者家族の方々にとって絶好の書である。また著者独自の47項目にわたる食事・運動療法に関する「指南」は、すぐに役立つ実践的な取り組みの成果をまとめたものである。