出版社コメント情報
現時点においては、未だ確実なプリオン病の治療法の開発には至っていない。本書はそのような中で、プリオン病画像診断の進歩を網羅しようと企画されたものである。本企画に寄せられた症例としては当然のことながら孤発的CJD症例が最も多く、加えて、致死性不眠症、硬膜移植によるCJD、遺伝性CJD、GSS症例などであり、更にプリオン病の鑑別に苦慮し、それ故に重要と考えられる疾患を合わせ総計41症例が採用されている。本書は、わが国の現時点におけるプリオン病画像診断の最先端が理解でき、診療の前線に立つ第一義的関係者に役立つ好個の書である。