出版社コメント情報
南米諸国のうち、日本といちばん最初に国交を樹立した国ペルー。著者の田巻松雄宇都宮大学国際学部長が日本語指導を必要とする外国人児童生徒への支援を目的とするプロジェクト「HANDS」を通して知己を得た2人のペルー人大学生とともに、丹念なアンケートとインタビューにより日本に移り住んだペルー人のリアルな姿を描き出す。日本に適応しバイリンガル、トライリンガルとして生きる人もいれば祖国ペルーへ「帰国」する道を選ぶ人もいる。高齢化と少子化が進む日本において、日本の社会を支える一助としてペルー人をはじめする外国人への期待は高まっている今、貴重な日本へのペルー人移民に関する学術書。