プロの革職人の世界において、ミシンはメジャーなツールとなっています。それは、複雑な構造を持つ大物アイテムでも、素早く、かつ綺麗に作ることができるからです。趣味の世界では初期投資が安く抑えられる「手縫い」が一般的と言えますが、ミシンを使うことでアイテム制作の幅は圧倒的に広がると言えるでしょう。レザークラフトをとことん極めたい人、またはプロを目指す人にとって、必ずミシンは新しい世界を見せてくれる画期的な相棒となってくれるはずです。　しかし、一口にミシンと言っても右も左も分からなければ、何を買えばよいのか、どう作ればよいのか、路頭に迷ってしまうことでしょう。そこで本書は、ミシンの基礎的な扱い方はもちろん、購入の仕方、周辺機器の紹介など、総合的な情報を掲載することで、ミシンによるレザーアイテム制作を始めたい人の第一歩を確実にバックアップします。　実践制作では、基礎学習に最適なトートバッグ、二つ折り&ロングウォレット、さらに本格バッグ制作の様々な技術が詰め込まれた個性豊かな3種類のバッグと、計6点ものアイテム制作方法を解説。どのアイテムもミシンならではの構造と制作手順を持っており、手縫いでの制作に慣れた人でも必見の内容となっております。圧倒的多数の写真、型紙用の寸法図も掲載し、初心者でも安心です。