出版社コメント情報
本誌は、日常診療において睡眠障害とどう向き合うかについて、睡眠医療のみならず、さまざまな医療分野の専門家と双方向のコミュニケーションが可能となることを目指した専門誌です。 ■特集:循環器疾患(脳・心)と睡眠障害の関連を探る 不眠により圧受容体の感受性が上昇し、そのくり返しから循環器疾患を生じることが知られている。わが国の循環器疾患の特徴として、近年の生活習慣の欧米化に伴い、冠動脈疾患や心疾患が増加傾向を示している。現在の治療から今後の対応について、睡眠障害からどのようにアプローチできるか、最新の知見を交えて紹介する。 ■特集 循環器疾患(脳・心)と睡眠障害の関連を探る 現代社会における高血圧や メタボリックシンドロームの病態と問題点 杤久保 修ほか 脳卒中の病態と現状 浅野 賀雄 生体リズムと睡眠障害 大塚 邦明ほか 高血圧と睡眠障害 永井 道明ほか 心疾患と睡眠障害 塩見 利明ほか 脳血管障害と睡眠関連疾患の関与 宮本 智之ほか ■連載 ・わたしの得意技 子どものPSG検査のコツ 加藤 久美 ・疾患解説 ピックウィック症候群とメタボリックシンドローム 宮本 雅之 ・ねむりの達人がお応えします-Q & A アルコール摂取過剰が睡眠障害に関与していると感じたときにどう対応するか? 清水 徹男 ・重要文献紹介 睡眠不足が食欲に与える影響 赤星 俊樹ほか ・快適睡眠のための工夫 時間生物学的生活習慣マネジメントと睡眠 小山 恵美 ■座談会 高齢者の転倒予防と睡眠障害 清水 徹男(司会) /三木 隆己 /岸本 英彰/秋下 雅弘