出版社コメント情報
太平洋戦争時イギリスで日本研究者を総動員して、対日戦略の一環として用意された日本分析です。極東の後進国日本が世界経済・政治の中に進出,ファシズムの波にのって戦争を遂行していく様を冷静に判断。その背景を探るための日本文化・社会についての記述は,戦中にも拘わらずとても的確・見事で大英帝国の底力を見る思いが禁じえないものです。敗戦7ヶ月前の連合国間の会議(昭和20年1月)に際して発表されています。ここまで、日本は連合国によって見透かされていたのか!本書を読めば、敗けて当然という事が冷静に判断できます。もし、この時点で戦争をやめることが出来ていたなら、東京大空襲も広島・長崎への原爆投下もなかったはずです