出版社コメント情報
歴史家55人による歴史エッセーの「饗宴」!『史学雑誌』好評連載の「コラム歴史の風」が1冊に!日本史・東洋史・西洋史・考古学…。1996年の第1回「歴史学雑誌に未来から風が吹く」(樺山紘一)から昨2006年末の「日本の歴史学はどこに向かうのか」(三谷博)まで11年間55篇を収載「全体として読みなおすと,執筆者の学識と個性はいうまでもなく,その折々の歴史研究のおかれた情況がよく反映した文章が連なる。ちょうど千年紀の転換をはさみ,情報のディジタル化が急展開し,大学・博物館が法人化する時期でもあったので,それが反映して,学問の変貌と希望が論じられ,史料と研究のありかたをめぐる感懐と,ときに危機意識も率直に表明されている。」(本書「はしがき」より)