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巨匠たちが華麗なる競演を繰り広げた町。ルネサンスの中心地となったトスカーナの州都フィレンツェ。本書では、フィレンツェが金融業と織物産業を中心にして大都市として台頭した14世紀から、「マッキアイオーリ(色斑派)」と呼ばれる近代の画家たちが活動した19世紀までのおよそ500年間を、この都市の形成に大きく関わったメディチ家の興亡とともにたどります。 絵画、彫刻、建築、彩色写本、貴石モザイクの美しいカラー図版が豊富。フィレンツェ内外の有名美術館館長、フィレンツェ大学の研究者など、フィレンツェの美術を知り尽くした各専門分野のエキスパートたちならではの、詳細で興味深い解説。コラム(中世写本、伝統の貴石象嵌細工)、用語解説つき。