出版社コメント情報
カモミール(ジャーマンまたはローマン)は、2、000年以前から貴重な薬用植物・ハーブとして世界各国で利用されてきました。 カモミールほど長い歴史の中で品種、栽培、機能性成分による研究開発、応用など広範な学際領域での研究が継続的に行われ、 社会に貢献してきた植物は稀有だといえます。 本書は12章から構成され、カモミールの利用状況の論文、種の分類と産地、栽培、保存、機能性成分、物理化学的・生物的ストレスの影響、原材料と収穫後の処理技術、化学分析、薬理学と毒物学、応用など多岐にわたるカモミールの全容が、原産地各国の専門家を動員して克明に記されています。800におよぶ文献名が収録され、カモミールの学術書として、また実用参考書として幅広くご利用いただけます。