出版社コメント情報
川べりでおむすびをひろったかにどんをだまし、さるどんは、かきのたねとおむすびをこうかんします。かにどんがせっせとかきをそだてると、さるどんは木にのぼってあまいかきをひとりじめ。かにどんにはひとつもくれません。そればかりか、青いかきをなげつけたので、かにどんはつぶされてしまいました。でも、つぶれたかにどんから生まれた子がにたちはすくすくそだち、やがてなかまをつれて、あだうちに出かけます。 【著者プロフィール】石倉 欣二:1937年、愛媛県生まれ、香川県に育つ。東京芸術大学卒業。絵本に「たなばたむかし」(産経児童出版文化賞美術賞)、「おばあちゃんがいるといいのにな」(日本絵本賞・けんぶち絵本の里大賞)、アイヌの絵本「パヨカカムイ」(日本絵本賞)、さし絵に「空ゆく舟」(赤い鳥さし絵賞)など多数がある。