出版社コメント情報
軽口、地口、小咄、川柳、狂歌、落語など、江戸の笑いを今に伝えるものはたくさんある。しかし、それらのなかには、どこに面白味があるのかよくわからないものもある。;本シリーズは「さて、何が面白いのだろう?」「どこを、どう笑えばいいのだろう?」という疑問を胸に、江戸の笑いの森へと足を踏み入れた著者の、驚きいっぱいの出会いに満ちた「江戸の笑いの森探検記」だ。;「口まめなる者」「初鰹に酔う」「現代語訳の苦しみ」「しのぎを削る」「雷神様と臍」「米搗きの汗」「いぢかり股の青男」「持てる者の悩み」「食べ盛り」「雪降りの日に」の10話を所収。