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東京商工リサーチのデータによれば、年間約11万社の新設法人がある一方で、年間の倒産件数は約1万件。しかし、国税庁の法人企業実態調査によれば、全体の法人数は毎年260万社前後で大きな変動はないから、つまりは新設法人数に匹敵する数の法人が毎年、何らかの形で「会社をたたんでいる」と類推できる。会社を設立しても1年以内の廃業が約3割、3年以内の廃業が約5割、10年以内には約8~9割が廃業するともいわれるように、実は毎年、たくさんの会社が廃業に追い込まれているのである。やむを得ず会社をたたむときには、経済的・精神的負担を最小限度に抑えるためのタイミングが大切。本書は、会社を上手にたたむための、時期・手段の選び方から、方法ごとの法律知識や段取りのつけ方、手続きのしかたまでをやさしく解説。「会社をたたまないといけないかな…」と考えたら、まずはとにかく読んでおきたい、とっておきの1冊です!