いま、長時間労働の是正は緊急を要する課題となっており、秋の臨時国会には、いわゆる「働き方改革」と称して、労働時間関連を中心とした労働基準法の改正案が提出され、成立後、２０１９年４月からの施行をめざしています。一方で、会社には労働時間を適正に管理することが強く求められています。しかし、ではどのように管理すればいいのか、長時間労働を削減するためにはどんな労働時間制度を導入すればいいのか、といった具体的な方法はよくわからない、というのが実態です。　本書は、労働時間管理に悩む経営者や人事労務の担当者のために、業種・業態、各会社の実情に合わせた労働時間管理の最適な方法が簡単に見つけられる本。「変形労働時間制とは？」「フレックスタイム制とは？」といった単なる解説本ではなく、たとえば、「土曜日に少しだけ出勤してもらう必要があるけど、他の曜日は早めに帰ってほしい　→　○○○労働時間制の導入が可能　→　○○○労働時間制とは」といったアプローチのしかたで解説しているので、具体的かつ実践的に労働時間管理の方法を理解することができる、スグに役立つガイド本です！