出版社コメント情報
【第23回東京京国際映画祭 日本映画・ある視点部門 正式出品作品】【第84回キネマ旬報ベスト・テン 文化映画部門・第4位】 【2010年マウイ・フィルム・フェスティバル<観客特別賞>作品】 名誉の為に命を賭け、栄光と偏見に挑んだ65年目の真実。 兵士たちの最後の証言で綴る日米合作ドキュメンタリー。 アメリカ陸軍442連隊は、第二次大戦時に日系人で編成された部隊。父母の祖国・日本と戦う苦悩を抱えながらアメリカの中で人種差別と戦い、ヨーロッパ戦線ではファシズムと戦った伝説の兵士たちだ。 彼らはアメリカ軍史上最も多くの勲章を受けた部隊として、歴史に凛然と輝く。 戦場での合言葉は 「ゴーフォーブローク!(当たって砕けろ!)」。 フランスをはじめとするナチスドイツ占領下のヨーロッパ諸国の町を次々に開放、ユダヤ人強制収容所も解放した彼らは、現在もなおヒーローとして語り継がれている。 本作は日系アメリカ人として、星条旗を背負って戦う自尊心と愛国心、そして二つの祖国―日本とアメリカとの間で揺れる心の葛藤を描いた問題作。と同時に戦争と平和を巡る兵士たちの個人史でもある。 現在、元兵士たちは90代半ばから90代と高齢になり、当事者たちによる貴重な証言はこれが最後になるかもしれない。