出版社コメント情報
体と脳を休め、昼間傷ついた細胞を修復するのが夜の睡眠だ。だから、健康であるための根本は、よい睡眠をとることなのだ。質の悪い睡眠は、動脈硬化の原因になる高血圧を引き起こし、心筋梗塞や脳卒中につながり、また、糖尿病やがんのリスクも高める。そして、睡眠障害の中でも怖いのが、睡眠時無呼吸症候群である。これは、睡眠中に呼吸が一時的に止まる状態を繰り返す病気で、無呼吸がない人と比較すると、その発症率で、心筋梗塞は6.9倍、心臓突然死は2.6倍、脳卒中は3.3倍にのぼる。本書は、睡眠障害のメカニズムと、どうしたら質のよい睡眠がとれるのかを、分かり易く徹底解説した。