出版社コメント情報
従来、年金の支払を受ける権利は、権利発生から5年で消滅していましたが、いわゆる「宙に浮いた年金」問題などによって「年金時効特例法」が施行され、未統合の記録があった場合に限って支払時効がなくなりました。しかし、古い年金制度(特に、昭和61年4月1日改正前の公的年金制度=「旧法年金」)に関する解説書が少ないため、年金相談の現場などで少なからず混乱がありました。本書は、こうした事態に対処できるよう、昭和61年4月1日改正直前の制度を詳しく解説しています。また、制度発足からの主な改正経過を収録していますので、資料的価値が高いものとなっています。