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1933年、ナチに追われたブルーノ・タウトはエリカ・ヴィッティヒと来日。アメリカ亡命への足がかりのつもりで立ち寄った日本で3年半の日々を余儀なくされた。小さなカメラで好奇心
のままにタウトがとらえたニッポン―鯉のぼりから桂離宮まで―を新訳の日記とともに再現する!ジュラルミンケースに封印され、岩波書店にながく保管されていたブルーノ・タウトの遺品―手帳や原稿の下書き、そして写真アルバム4冊がこのたび発掘された。そこには昭和8年から11年までの日本滞在中に、タウト自身が撮影したピントのあまい写真やら、絵はがきなど1422点。報道カメラマンよろしく、小さなカメラ「ヴェス単」で果敢に被写体に挑むタウト。その眼差しを再検証すべくアルバムから厳選した約130点の写真を新訳の日記とともに紹介する。初めての書籍化!