出版社コメント情報
近年,再構成可能デバイスCPLDやFPGAの大規模なものが普及したこと,文字列で回路を記述するハードウェア記述言語HDLがパソコン上で利用可能になったことによって,大学等においてCPUの設計・製作実験が容易にできるような環境が整ってきた。本書では, CPUとして動作する最小限の部品による小規模なCPUの設計・製作を提示し,これをVHDLでプログラミングを行い,CPLDに格納して自分独自のCPU(手作りCPU)を設計・製作する手順を示す。さらに,この手造りCPU用アセンブリ言語によるモニタプログラムなどを示し,手造りCPUをプロセッサボードに実装して,機械語プログラムによって実際に動作させる手法を示す。以上本書は,自分独自のCPUを造ってみたいという学生諸氏および専用プロセッサ開発・研究者等の入門書および教科書として最適である。