出版社コメント情報
子どもは、日々の生活の中で、自分と他者との調和をはかる態度や行動を身につけ、感謝や思いやりの心をしだいに見いだします。それを引き出す環境を整え、さらに伸ばすように、子どもに教えていくことが大人のつとめです。 幼児期は、自分の行動について、客観的に考えることや、善悪の判断がまだできにくい時期であります。そこで、親や先生から認められたり、ほめられたりすると、よいことなのだと考えます。反対に、注意されたり、叱られたりすると、悪いことなのだと、しだいに知るようになります。そうして、してよいこと、してはいけないことを学んでいくのです。 本書では、これらをふまえて、善悪の判断、道徳性の芽生えが培われるように、わかりやすく、かつ、楽しく学べるような、誌面づくりに努めました。本書を通じ、子どもの健全な心づくりの一端を担えればと願っております。