出版社コメント情報
第3巻では悪性腫瘍のスペシャリスト・大木康弘先生をゲストに招き、オンコロジストの視点を交えて更に詳しく不明熱を探求していきます。不明熱の原因として、常に鑑別の中に入れておくべき悪性疾患。この疾患の難しいところは他のと違い病歴にほとんど手がかりがないことです。年齢や出身地などが多少のヒントとなりますが、診断には画像や検査が不可欠です。どんな悪性疾患がどの程度の割合で発熱症状を来たすのか、またどのくらい予後に影響するのかを知識として持っておくことは非常に重要です。医師にも患者にも根気の要る不明熱。その診断の過程を追いながら“診療のパール”を多数お見せします。診療の幅を広げる知識を是非会得してください。 「悪性疾患 case1」 68歳男性・・3週間続く発熱― 「悪性疾患 case2」 69歳女性・・皮疹を伴う発熱― 「悪性疾患 case3」 30歳女性・・長期血球増加の発熱― 「悪性疾患 case4」 57歳男性・・血小板減少を伴う発熱―