臨床で必要な統計学を、数式を使わず簡潔明快に学べるシリーズの続編です。どんなに性能のいい車でも道路状況や運転技術によって乗り心地が左右されるように、感度・特異度の高い検査であっても状況を考えて使い分けをしないと的中率が下がり、検査の意義も低下することになります。そこで的中度を上げる実践的なワザを伝授します。そして治療編では、臨床統計学をどのように実地診療で使い、エビデンスをどう活用するのかを具体的に解説します。エビデンスを読む際の第一歩はエビデンスを盲信して鵜呑みにしないこと。どんな臨床研究でも、ズレとブレという誤差が生じるため、誤差を評価して読む価値があるか、結果は確実かを判断します。　第4回｢診断編　２ これは使える！的中度｣　第5回「治療編　１ さっそくエビデンスを読もう！」　第6回「治療編　２ さあ、エビデンスを活用しよう！」