出版社コメント情報
”がんは早期発見が原則ですが、初期症状が出にくいのが特徴です。脳腫瘍の場合は「頭痛」「嘔吐」「うっ血乳頭」が三徴として知られていますが、実際には明確な徴候よりも、「何となく、だるい」などと訴えてくることがほとんどです。つまり、どんな患者に対しても””がんの可能性””を意識することが早期発見の第一歩となります。早期発見のためのポイントをはじめ、がん治療中の患者が風邪などで来院したときの注意点や、performance status に基づくがんの治療方針、救急処置が必要なOncologic emergenciesの具体的な対処法、疼痛管理などについて解説します。 第1回「がんの一般情報について」 第2回「Oncologic emergenciesとがん性疼痛管理について」”