出版社コメント情報
「互恵」をキーワードに、グローバル化が進む中、21世紀における国際交流のあるべき姿を新たな視点で紐とく試み。15人の研究者による論考を、用語説明を付して掲載する。『国富論』にみるレシプロシティー 伊藤哲著. 遣隋使・遣唐使と文化的身体・政治的身体 田中史生著. 鎌倉時代の日元関係を考える 永井晋著. 古代キリスト教ネストリウス派の東漸 勘田義治著. ことばに宿る霊力-今むかし- 多ケ谷有子著. 日本の近代化に貢献した「連合王国」のお雇い外国人 小林照夫著. グルントヴィと北海道酪聯の開拓者たち 松野尾裕著. 東遊運動と東京義塾 橋本和孝著. 明治初期における日伊外交貿易の特質 伊藤綾著. 一九三〇年代〈満州事変・日中戦争期〉における中国留学生たちの日本見学旅行 見城悌治著. 幸田成友の国際交流にみられるレシプロシティー 宮田純著. 近代経済学を構築した「京都学派」とその国際性 西淳著. 日本軍「慰安婦」問題に取り組むアジア市民の交流と連帯 林博史著. 武藤山治とアメリカ 山本長次著. 日米貿易摩擦の変容 金暎根著