出版社コメント情報
本書は、2007年5月に発刊された「完全病理学 各論」(全12巻)を医学生・研修医・パラメディカル向けに、重要疾患をピックアップ して一冊にまとめたものである。正常パネルを第一部としてまとめ、第二部に症例200例およびパネル24を配した。選択された症例(common diseaseないし重要疾患)は、前著「完全病理学 各論」(全12巻)にelementと表示した症例の大部分に相当し、便利な副読本として、研修医は勿論のこと、医学部低学年の病理学の学習、 医学部5?6年生用の “医師国家試験対策用アトラス” としてもお奨めである。 さらに、 看護師・臨床検査技師・保健学部生等、パラメディカルの方々の学習にも有用と思われる。病理画像は複雑で決してわかりやすいとはいえない。この難点を解決するために、すべての病理画像にシェーマをつけ加えることで、画像における個々の要素の読みが容易となり、病理画像の面白さを引き出すように工夫されているのが本書の“売り”の一つである。これにより今までにない有用な副読本となっている。