出版社コメント情報
休戦直後の混乱の最中あの深い中庭のある家で避難民も夢を追っていた朝鮮戦争休戦の翌年、小学校を卒業したばかりの〈僕〉は、各地からの避難民で溢れる大邱で暮らすことになった。混乱した社会で生きる人々の哀歓が〈僕〉の周囲で起きるさまざまな事件とともに生き生きと描かれている。発表から三十余年を経て、今なお読み継がれるロングセラー。..............................................「CUON韓国文学の名作」はその時代の社会の姿や人間の根源的な欲望、絶望、希望を描いた20世紀の名作を紹介するシリーズです